ムエタイの技を知ろう!基本から奥義まで名前と出し方をわかりやすく紹介

技術・筋トレ・練習法

立ち技最強の格闘技とも呼ばれるムエタイ。その強さの秘密は、ボクシングのパンチに加え、蹴り、膝、そして肘(ひじ)を巧みに使い分ける点にあります。

試合を観戦していて「今の技は何だろう?」と気になったり、ジムで習い始めたりした方のために、ムエタイの奥深い技の世界をご紹介します。

  1. ムエタイの技の基本!「8本の武器」とは?
    1. パンチ(マッド):ボクシングとは違う独特のリズム
    2. キック(テ):破壊力抜群のミドルキックとローキック
    3. 膝蹴り(カオ):接近戦で相手を圧倒する武器
    4. 肘打ち(ソーク):一発逆転を狙える鋭い刃
  2. 距離を支配する!立ち技最強と呼ばれる蹴り技の種類
    1. 相手を突き放す前蹴り(ティープ)
    2. 腕ごと粉砕するミドルキック(テ・カ)
    3. 足の動きを止めるローキック(テ・ラーン)
    4. 首を狙うハイキック(テ・カン・コー)
  3. ムエタイの象徴!首相撲(チャップ・コー)と膝の攻防
    1. 首相撲の基本姿勢と崩しのテクニック
    2. まっすぐ突き刺す膝蹴り(カオ・トロン)
    3. サイドから突き上げる膝蹴り(カオ・ティ)
    4. 飛び膝蹴り(カオ・ロイ)の威力
  4. 一撃必殺の切れ味!恐れられる肘打ち(ソーク)のバリエーション
    1. 水平に切り裂く肘打ち(ソーク・タッド)
    2. 上から打ち下ろす肘打ち(ソーク・サップ)
    3. 下から突き上げる肘打ち(ソーク・アッ)
    4. 回転して放つバックエルボー(ソーク・クラップ)
  5. 防御もまた攻撃!ムエタイ独特のディフェンス技術
    1. スネで蹴りを受け止めるカット(ブロック)
    2. 上体を反らして避けるスウェー
    3. 蹴り足をキャッチしてからの反撃
  6. まとめ ムエタイの技を理解して観戦や実践をもっと楽しもう

ムエタイの技の基本!「8本の武器」とは?

ムエタイは別名「8本の武器(アート・オブ・エイト・リムズ)」とも呼ばれています。これは、両手のパンチ、両足のキック、両膝の膝蹴り、そして両肘の肘打ちという、合計8つの部位を使って戦うことに由来しています。ボクシングが2本の腕、キックボクシングが手足の4本を使うのに対し、ムエタイは全身を凶器のように扱うのが最大の特徴です。まずは、この基本となる4つの攻撃手段について解説していきます。

パンチ(マッド):ボクシングとは違う独特のリズム

ムエタイのパンチは、タイ語で「マッド」と呼ばれます。基本的にはボクシングと同じく、ジャブ、ストレート、フック、アッパーを使いますが、その運用方法は少し異なります。ムエタイではキックや膝蹴りの得点が高く評価される傾向があるため、パンチは相手との距離を測ったり、ガードを崩したりするための布石として使われることが多いです。

しかし、決してパンチが弱いわけではありません。ムエタイ選手はグローブをつけた状態でも、ガードの隙間を縫うように鋭いパンチを打ち込みます。特に、至近距離でのフックやアッパーは、そのまま肘打ちや首相撲(クリンチ)へとつなげるための重要なつなぎ技としても機能します。ボクシングのような細かいウィービング(頭を振って避ける動作)よりも、どっしりと構えて強く打つのがムエタイ流のパンチです。

キック(テ):破壊力抜群のミドルキックとローキック

ムエタイの代名詞とも言えるのが、タイ語で「テ」と呼ばれる蹴り技です。空手やテコンドーの蹴りが足の甲(スナップ)を使うことが多いのに対し、ムエタイの蹴りは「スネ(脛)」を使ってバットのように叩きつけるのが特徴です。スネは非常に硬い部位なので、ガードの上からでも相手の腕を破壊するほどの威力を持ちます。

特に多用されるのがミドルキックです。体ごと回転するように腰を入れて蹴り込むため、当たれば相手の肋骨を折るほどのパワーがあります。また、相手の太ももを狙うローキックも強力です。何度も蹴られると足が麻痺して立てなくなり、KOにつながることも珍しくありません。ムエタイ選手は、この強力な蹴りを放つために、日々サンドバッグを蹴り込み、スネを硬く鍛え上げています。

膝蹴り(カオ):接近戦で相手を圧倒する武器

「カオ」と呼ばれる膝蹴りは、相手と密着した状態で真価を発揮する技です。お互いの体が触れ合うほどの至近距離では、パンチやキックを打つスペースがありません。そこで有効になるのが、鋭く突き上げる膝です。腹部(ボディ)に突き刺されば相手のスタミナを一気に奪い、顔面にヒットすれば一撃で試合が終わることもあります。

膝蹴りには、まっすぐ突き刺すタイプや、横から回し蹴りのように当てるタイプなど、いくつかのバリエーションがあります。ムエタイの試合では、相手の首を掴んでコントロールしながら、執拗に膝を連打するシーンがよく見られます。これは他の格闘技にはあまり見られない、ムエタイ特有の恐ろしい攻撃パターンの一つです。

肘打ち(ソーク):一発逆転を狙える鋭い刃

ムエタイの技の中で最も危険とされ、「カミソリ」と恐れられるのが肘打ち、タイ語で「ソーク」です。肘の先端は非常に硬く尖っているため、軽く擦っただけでも相手の皮膚を切り裂き、大出血させることができます。プロの試合では、出血によるドクターストップ(TKO勝ち)を狙って肘を振るう選手も多くいます。

肘打ちは至近距離で放たれるため、相手からは軌道が見えにくく、防ぐのが非常に困難です。また、パンチよりも硬いため、顎やこめかみにクリーンヒットすれば脳震盪を起こしてダウンを奪えます。アマチュアの試合や一般的なキックボクシングのルールでは禁止されていることが多いですが、本場タイのムエタイでは、この肘打ちこそが試合をひっくり返す重要な鍵となります。

距離を支配する!立ち技最強と呼ばれる蹴り技の種類

ムエタイの試合運びにおいて、蹴り技は相手をコントロールするための最も重要な要素です。遠い距離からは牽制し、中間距離ではダメージを与え、相手の意識を散らします。ここでは、代表的な蹴り技の種類とそれぞれの役割について詳しく見ていきましょう。

相手を突き放す前蹴り(ティープ)

「ティープ」と呼ばれる前蹴りは、相手の腹や胸を足の裏で突くように蹴る技です。攻撃としてダメージを与えるだけでなく、相手を突き飛ばして距離を取ったり、突進してくる相手を止めたりするために使われます。ボクシングで言うところの「ジャブ」のように、試合の主導権を握るために頻繁に使われる重要なテクニックです。

上手な選手になると、ティープで相手の顔面を狙って顎を跳ね上げたり、太ももを突いてバランスを崩させたりと、変幻自在に使いこなします。相手がパンチで攻め込もうとした瞬間にティープで突き放されると、攻撃のリズムが完全に狂ってしまいます。派手さはありませんが、ムエタイの攻防を支える非常に奥深い技です。

腕ごと粉砕するミドルキック(テ・カ)

ムエタイの試合で最も多く使われるのがミドルキックです。単に「テ」と呼ばれることもありますが、正確には「テ・カ」などが使われます。狙う場所は相手の脇腹や腕です。ボクシンググローブでガードしていても、スネの硬い部分で力一杯蹴られると、腕の骨や筋肉に深刻なダメージが蓄積していきます。

ミドルキックのポイントは、蹴る瞬間に軸足を返して腰を深く入れることです。これにより、足だけの力ではなく、全身の体重が乗った重い蹴りになります。また、蹴った後はすぐに元の構えに戻るバランス感覚も重要です。戻りが遅いと、蹴り足をキャッチされて反撃を受けてしまうからです。美しいフォームのミドルキックは、採点でも高く評価されます。

足の動きを止めるローキック(テ・ラーン)

相手の下半身、特に太ももの外側や内側を狙うのがローキックです。タイ語では「テ・ラーン」などと呼ばれますが、日本では単にローキックとして定着しています。一発で倒す技ではありませんが、繰り返し蹴ることで相手の足にダメージを蓄積させます。ダメージが溜まると足が踏ん張れなくなり、パンチの威力が落ちたり、移動スピードが鈍ったりします。

特に、パンチを得意とする選手に対しては、ローキックが非常に有効です。パンチを打つために踏み込んだ瞬間にローキックを合わせられると、カウンターとなって大きなダメージが入ります。日本人選手の中には、このローキックを必殺技としてムエタイ王者と渡り合った名選手も数多く存在します。

首を狙うハイキック(テ・カン・コー)

一撃必殺の威力を誇るのが、首や頭部を狙うハイキック、「テ・カン・コー」です。「カン・コー」とは「首」を意味します。ムエタイのハイキックは、膝をたたまずにスネを直接首筋やこめかみに叩きつけるように蹴ることが多く、ガードの上からでも脳を揺らしてダウンを奪えます。

この技は、ローキックやミドルキックで相手の意識を下に向けさせておいて、不意に顔面を狙うことで成功率が上がります。また、近距離での打ち合いから離れ際に放つハイキックも効果的です。決まれば会場が一番盛り上がる派手な技ですが、蹴り足が高く上がる分、バランスを崩すリスクもあるため、絶妙なタイミングが求められます。

ムエタイの象徴!首相撲(チャップ・コー)と膝の攻防

他の打撃系格闘技とムエタイを決定的に分けているのが、「首相撲(チャップ・コー)」と呼ばれる組み技の存在です。立った状態で相手の首や体をロックし、コントロールする技術です。地味に見えるかもしれませんが、この攻防を制する者がムエタイを制すると言われるほど重要です。

首相撲の基本姿勢と崩しのテクニック

首相撲は、相手の首の後ろに両手を回してクラッチし(組み)、相手の頭を下げさせるのが基本の形です。頭を下げさせると、相手はパンチを打つことが難しくなり、防御の姿勢を取らざるを得なくなります。この有利な体勢から、膝蹴りや肘打ちを一方的に叩き込むのがムエタイのセオリーです。

しかし、ただ力任せに首を引っ張れば良いわけではありません。相手も抵抗してくるため、足払いや体のひねりを使って相手のバランス(体勢)を崩すテクニックが必要です。これを「こかし」と呼びます。相手をマットに転倒させると、スタミナを奪えるだけでなく、観客やジャッジに「自分が主導権を握っている」と強くアピールでき、高得点につながります。

まっすぐ突き刺す膝蹴り(カオ・トロン)

首相撲で相手を捕まえた後、または少し離れた距離から飛び込むようにして放つ基本的な膝蹴りが「カオ・トロン」です。太ももを高く上げ、腰を前に突き出すようにして、膝の先端(ニードル)を相手のみぞおちや腹部に突き刺します。槍のように鋭く入るため、息ができなくなるほどのダメージを与えます。

この技のコツは、蹴る瞬間に上体を少し後ろに反らすことです。こうすることでリーチが伸び、より深く突き刺すことができます。また、首相撲で相手の首を下に引きつけながら、逆に膝を上に突き上げる「カウンター」の形で決まると、威力が倍増します。

サイドから突き上げる膝蹴り(カオ・ティ)

お互いにガッチリと組み合い、正面から膝を入れるスペースがない時に使われるのが「カオ・ティ」です。膝を外側から回すようにして、相手の脇腹や太ももを叩くように打ちます。一撃で倒す威力はカオ・トロンに劣りますが、しつこく連打することで相手の体力を削り、肋骨にダメージを与えることができます。

この技は、相手のガードが固い時や、膠着状態を打破するために有効です。また、ポイント稼ぎとしても使われます。リズミカルに「タン、タン」と打ち続けることで、試合のペースを自分のものにし、相手に反撃の隙を与えないようにする効果もあります。

飛び膝蹴り(カオ・ロイ)の威力

数あるムエタイの技の中でも、最もダイナミックで観客を魅了するのが「カオ・ロイ」、飛び膝蹴りです。助走をつけて高くジャンプし、空中で膝を相手の顔面や胸に叩き込みます。相手が下がったところを追撃する際や、意表を突いて一気に距離を詰める時に使われます。

カオ・ロイが顎にヒットすれば、間違いなく一撃KOとなります。しかし、空中に浮いている間は無防備になるため、カウンターを合わされると自分が危険な状態になります。リスクの高い大技ですが、劣勢を一気に挽回できる可能性を秘めた、まさに「必殺技」と呼ぶにふさわしいテクニックです。

一撃必殺の切れ味!恐れられる肘打ち(ソーク)のバリエーション

「ソーク」と呼ばれる肘打ちは、ムエタイを最も過激でスリリングなものにしている要素です。ボクシンググローブのようなクッションがないため、骨と骨が直接ぶつかり合います。ここでは、角度や軌道によって使い分けられる肘打ちの多彩なバリエーションを紹介します。

知っておこう!
一般的なキックボクシングのジムや試合では、安全のために肘打ちが禁止されていることが多いです。練習したい場合は、ムエタイ専門のジムを選ぶか、上級者クラスに参加する必要があります。

水平に切り裂く肘打ち(ソーク・タッド)

最も基本的で、かつ使用頻度が高いのが「ソーク・タッド」です。地面と水平に肘を振るい、相手の頬骨やこめかみを狙います。フックのような軌道を描きますが、拳ではなく肘の先端を擦り付けるように打つのがポイントです。

この技は、相手のガードの間をすり抜けるのに適しています。近距離でのパンチの打ち合いの最中に、不意に混ぜることで効果を発揮します。当たればスパッと皮膚が切れ、流血によって相手の視界を奪うことができます。スピードと鋭さが求められる技です。

上から打ち下ろす肘打ち(ソーク・サップ)

「ソーク・サップ」は、振り上げた腕をナタのように上から下へ振り下ろす肘打ちです。相手の額や鼻筋を狙って叩きつけます。ガードの上からでも無理やりこじ開けて当てる力強さがあり、直撃すれば鼻骨骨折や深い裂傷を負わせることができます。

この技は、首相撲で相手と密着しようとする瞬間や、相手が不用意に頭を下げた時がチャンスです。重力も利用できるため、体重が乗った重い一撃となります。ムエタイの試合で、選手が額から激しく流血しているシーンの多くは、このソーク・サップによるものです。

下から突き上げる肘打ち(ソーク・アッ)

アッパーカットのように、下から垂直に肘を突き上げる技を「ソーク・アッ」と呼びます。相手の顎を狙うのが一般的で、ガードの隙間(特に真ん中)を突き破るように打ち込みます。相手が前に出てくるところにカウンターで合わせると、強烈な威力を発揮します。

また、相手が高いガードで顔面を固めている時に、そのガードの間を割って入るのにも有効です。水平や上からの攻撃を警戒している相手に対して、死角となる下からの攻撃は非常に見えにくく、意表を突くことができます。防御を崩すための突破口としても重宝される技です。

回転して放つバックエルボー(ソーク・クラップ)

背中を向けながら回転し、その勢いを利用して後ろ向きに肘を叩きつける大技が「ソーク・クラップ」、いわゆるスピニングバックエルボーです。空振りすると背後をさらすことになるためリスクは高いですが、死角から飛んでくるため回避が難しく、逆転KOを狙える華のある技です。

相手が攻め込んでくるところを、あえて体を回転させてかわしつつ攻撃するカウンターとして使われることが多いです。決まった瞬間のインパクトは絶大で、観客総立ちの盛り上がりを見せます。高い身体能力とタイミングの良さが求められる、上級者向けのテクニックです。

防御もまた攻撃!ムエタイ独特のディフェンス技術

ムエタイは「打たせずに打つ」ことも重要視されますが、激しい攻撃を受け止めて跳ね返す強さも求められます。ムエタイのディフェンス技術は、単に身を守るだけでなく、次の攻撃につなげるための準備動作でもあります。

スネで蹴りを受け止めるカット(ブロック)

ムエタイの最も基本的な防御が「カット」です。相手のミドルキックやローキックに対して、膝を高く上げてスネで受け止めます。スネとスネがぶつかり合うため、普段からスネを鍛えていないと、防御した側も激痛で動けなくなってしまいます。

ボクシングのように腕でガードすると、蹴りの威力で腕を破壊されたり、バランスを崩されたりしてしまいます。そのため、ムエタイでは「足の攻撃は足で防ぐ」のが鉄則です。素早い反応速度と、片足立ちでもブレないバランス感覚が必要不可欠な技術です。

上体を反らして避けるスウェー

相手のハイキックやパンチを、足を動かさずに上体だけを後ろに反らして避ける技術を「スウェー」と呼びます。ムエタイ選手は重心を後ろ足にかけて構えることが多いため、このスウェーが非常にスムーズに行えます。

スウェーの利点は、両手が空いていることです。避けた直後に、体勢を戻しながらすぐに蹴りやパンチを返すことができます。ギリギリで見切って避ける姿は、達人のような風格を感じさせます。ただし、判断を誤ると強烈な一撃をもらってしまうため、優れた動体視力(目)が必要です。

蹴り足をキャッチしてからの反撃

相手が蹴ってきた足を腕で抱え込む「キャッチ」も、ムエタイでは頻繁に使われます。足をキャッチされると、蹴った側は片足立ちになり、バランスが悪くなります。そこへ、軸足を払って転ばせたり、パンチや肘打ちをお見舞いしたりします。

特にミドルキックをキャッチして、そのまま相手の足を持ち上げながら前進し、コーナーに追い詰めて連打を浴びせるのは定番のパターンです。相手の攻撃をチャンスに変える、攻防一体の高等テクニックと言えるでしょう。

まとめ ムエタイの技を理解して観戦や実践をもっと楽しもう

ムエタイは、パンチ、キック、膝、肘という「8本の武器」を駆使して戦う、非常に奥深く激しい格闘技です。今回ご紹介した技の名前や特徴を知ることで、試合観戦がより面白くなるはずです。「今のミドルキックは強烈だった!」「首相撲からの膝蹴りが勝負を分けたな」といった視点で見ることができるようになります。

また、これからムエタイやキックボクシングを始めようと思っている方は、これらの技を一つひとつ習得していく楽しさを味わえるでしょう。基本のマッド(パンチ)やテ(キック)から始め、徐々に高度なソーク(肘)や首相撲の駆け引きを学んでいく過程は、強くなる実感を与えてくれます。

スネを鍛え、体幹を強くし、全身を使って戦うムエタイの技。ぜひ、その迫力と美しさに触れてみてください。あなたの興味が、さらに深い格闘技の世界への入り口となることを願っています。

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