格闘技ファンにとって、さいたまスーパーアリーナで開催されるRIZINは特別なイベントです。テレビや配信で見るのも楽しいですが、現地での観戦は会場の熱気や音の迫力が全く違います。しかし、いざチケットを購入しようとすると「どの席を選べばいいのか分からない」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。座席の種類によって見え方や料金が大きく異なるため、事前にしっかり情報を集めておくことが大切です。
この記事では、RIZINが開催されるさいたまスーパーアリーナの座席について、種類ごとの特徴や実際の見え方、選び方のポイントなどを初心者の方にも分かりやすく解説します。予算や目的に合った最適な座席を見つけて、最高の観戦体験を手に入れましょう。
RIZINさいたまスーパーアリーナの座席の種類と特徴

さいたまスーパーアリーナは、日本国内でも最大級の多目的ホールであり、RIZINの聖地とも言える場所です。広大な会場にはさまざまなランクの座席が用意されており、それぞれに異なる魅力や特徴があります。まずは、基本的にどのような座席区分があるのか、その概要を把握しておきましょう。
臨場感抜群のVVIP・VIP席
RIZINの会場で最もリングに近く、特別な体験ができるのがVVIP席やVIP席です。これらの席は、まさに「特等席」と呼ぶにふさわしい場所に設置されており、リングサイドの最前列やその周辺に位置しています。選手たちの息づかいや打撃音、さらにはセコンドの声までがダイレクトに聞こえてくるほどの距離感が最大の魅力です。汗が飛んでくるのではないかと感じるほどの迫力は、他のどの席でも味わうことができません。
さらに、これらの高額席には専用の入場ゲートや専用グッズ、大会パンフレットなどの特典が付くことが一般的です。VIP席を選ぶ観客は、単に試合を見るだけでなく、イベント全体の特別感を重視しています。価格は数十万円からと非常に高額ですが、それに見合うだけの感動とステータスが得られるでしょう。一生の思い出に残る観戦にしたいと考える方には、強くおすすめできるエリアです。
リングに近いSRS席・S席
VIP席には手が届かないけれど、できるだけ近くで迫力を味わいたいという方に人気なのがSRS席やS席です。これらは主にアリーナ(1階の平面フロア)の前方から中盤にかけて配置されることが多く、リングまでの距離も比較的近いため、試合の展開を肉眼でしっかり追うことができます。選手の表情や細かな技術の攻防も見逃さずに楽しめるでしょう。
SRS席はVIP席のすぐ後ろや花道の近くに配置されることが多く、選手の入場シーンを間近で見られる可能性が高いのもポイントです。一方、S席はSRS席の後ろや、アリーナ席の少し後方に設置されることが一般的です。S席でも十分な臨場感がありますが、アリーナの後方になると、前の人の頭で少し見えにくくなる場合もあります。それでも、会場の熱気を肌で感じられるエリアであることは間違いありません。
全体が見渡せるスタンドA席・B席
スタンド席は、アリーナを取り囲むように設置された傾斜のある座席です。A席はスタンドの下層(200レベルなど)やリングに近いエリアに設定されることが多く、B席はさらに上層(400レベルなど)やリングから遠い位置になります。スタンド席の最大のメリットは、段差があるために前の人の頭が邪魔にならず、視界が良好であることです。
A席であれば、リングまでの距離もそこまで遠く感じず、試合の流れ全体を俯瞰して楽しむことができます。一方、B席などの上層階は、リング上の選手が米粒のように小さく見えることもありますが、会場全体を見渡せるため、演出の照明や観客の盛り上がりを含めたイベント全体の雰囲気を楽しむのに適しています。また、大型ビジョンが会場中央に設置されているため、細かな動きはモニターで確認すれば問題ありません。チケット価格も手頃なため、初めて観戦する方やリピーターの方にも人気があります。
会場のモード(アリーナ・スタジアム)による違い
さいたまスーパーアリーナは、可動式の壁や座席によって会場の広さを変えることができる特殊な構造を持っています。RIZINでは主に「アリーナモード」と「スタジアムモード」の2つのパターンが使用されます。このモードの違いによって、同じ「S席」や「A席」という名称でも、実際の位置や見え方が変わることがあるため注意が必要です。
通常のナンバーシリーズなどの大会では、約2万人前後を収容する「アリーナモード」がよく使われます。この場合、会場の一部を区切って使用するため、比較的どの席からもリングが近く感じられます。一方、大晦日などのビッグイベントでは、最大3万7千人規模の「スタジアムモード」が採用されることがあります。スタジアムモードになると会場が縦に長く広がるため、後方の席からはリングがかなり遠くなります。チケットを購入する際は、その大会がどちらのモードで開催されるかを確認しておくと、座席選びの参考になるでしょう。
座席ごとの見え方とメリット・デメリット

座席の種類を理解したところで、次は実際の「見え方」や、それぞれの席におけるメリット・デメリットについて掘り下げていきましょう。単に「近い・遠い」だけでなく、視線の高さや角度、快適性なども座席選びの重要な要素となります。
アリーナ席(平面)のメリットと注意点
アリーナ席とは、普段はスポーツコートやイベントフロアとして使われる1階の平らな地面にパイプ椅子などを並べて作られる席のことです。このエリアの最大のメリットは、なんといってもリングと同じ高さの目線で試合を見られることでしょう。下から見上げる角度になるため、選手たちの威圧感や迫力をダイレクトに感じることができます。
しかし、アリーナ席には大きな注意点があります。それは「床が平らであること」です。映画館やスタジアムのスタンド席のように段差がないため、前に座高の高い人や大柄な人が座ると、リングが見えにくくなるリスクがあります。特に、寝技の攻防など低い位置での展開になると、前の人の頭に遮られて全く見えないということも珍しくありません。アリーナの後方席になるほどこの傾向は強くなります。身長に自信がない方や、ストレスなく視界を確保したい方は、この点を十分に考慮する必要があります。
スタンド席(傾斜あり)のメリットと注意点
スタンド席は、200レベル、300レベル、400レベルといった階層に分かれている常設の座席です。この席の最大のメリットは「傾斜(段差)」がついていることです。前の人の頭が視界を遮る心配がほとんどなく、リング全体をクリアに見渡すことができます。特に寝技の攻防や、リングの四隅を使った動きなどは、上から見下ろす形になるため非常に分かりやすいです。
また、スタンド席は常設の椅子であるため、アリーナ席のパイプ椅子に比べて座り心地が良く、ドリンクホルダーが付いている場合もあります。長時間の観戦でも疲れにくいのは嬉しいポイントです。デメリットとしては、やはりリングまでの物理的な距離が遠くなることです。特に400レベルや500レベルといった上層階からは、選手の表情を肉眼で確認するのは困難です。しかし、会場の巨大なモニターと併用すれば、試合内容は十分に把握できます。
花道周辺の席の魅力
RIZINの醍醐味の一つに、選手たちの華やかな入場シーンがあります。爆音の音楽とともにスポットライトを浴びて選手が登場する「花道」は、試合そのものと同じくらい重要なエンターテインメント要素です。この花道の周辺に配置された座席は、非常に人気があります。
花道沿いの席を確保できれば、これから戦いに挑む選手たちの緊張感や気迫を数メートルの距離で感じることができます。時には選手がハイタッチに応じてくれたり、観客にアピールしてくれたりすることもあります。試合中はリングを見るために体を斜めに向ける必要がある場合もありますが、入場時の高揚感は何物にも代えがたい体験です。座席表を確認できる場合は、花道がどこに設置されるかを予想してチケットを狙ってみるのも一つの楽しみ方です。
モニターの見やすさと重要性
さいたまスーパーアリーナのような大会場では、どの座席に座るにしても大型ビジョン(モニター)の存在が欠かせません。RIZINでは通常、リングの上部に四方を向いた巨大なモニターが吊り下げられるほか、会場の数カ所にスクリーンが設置されます。これにより、遠くの席からでも試合の細部を確認することが可能です。
実は、リングサイドの席であっても、選手がコーナーポストの影に入ったり、反対側で密着したりすると、細かい動きが見えないことがあります。そのような時、プロのカメラマンが捉えたクリアな映像をモニターで見ることができるのは非常に助かります。リプレイ映像やスローモーションも流れるため、決定的な瞬間の打撃や技の入り方を再確認することもできます。座席を選ぶ際は、「モニターが見やすい位置かどうか」という視点も持っておくと、より快適に観戦できるでしょう。
チケット購入前に知っておきたい選び方のポイント

座席の特徴が分かってきたところで、実際にチケットを購入する際の選び方のポイントを解説します。予算や一緒に行く相手、重視するポイントによって、おすすめの座席は変わってきます。
予算に合わせた座席の選び方
RIZINのチケット価格は、席種によって大きく異なります。まずは自分の予算を明確にしましょう。数万円から十数万円を出せるのであれば、迷わずVIP席やSRS席を狙うのが良いでしょう。特別な体験と圧倒的な近さが約束されます。一方、1万円から2万円程度の予算であれば、S席やスタンドA席が現実的な選択肢となります。
できるだけ安く観戦したいという場合は、スタンドB席などのリーズナブルな席がおすすめです。数千円から1万円弱で購入できることもあり、浮いたお金でグッズを買ったり、美味しい食事を楽しんだりすることもできます。「とにかく会場に入って雰囲気を味わいたい」という場合は、最も安い席種でも十分にRIZINの熱狂を感じることができます。無理をして高い席を買うよりも、自分のお財布事情に合った席を選び、リラックスして楽しむことが大切です。
誰と行くかで変わるおすすめエリア
一人でじっくり格闘技に没頭したいなら、多少見にくくても臨場感を重視してアリーナ席を攻めるのも良いでしょう。周りの熱狂的なファンと一緒に盛り上がることができます。また、一人の場合は席の移動やトイレ休憩なども自分のペースで行えるため、あえてスタンドの上層階で全体を俯瞰しながら分析的に見るのも通な楽しみ方です。
一方で、恋人や友人、家族と行く場合は、快適性を重視することをおすすめします。特に格闘技観戦に慣れていない同伴者がいる場合、アリーナ席のパイプ椅子や、前の人が見えないストレスは避けた方が無難です。その点、スタンド席なら段差があり視界が確保されているため、「見えない」という不満が出にくく、座席もしっかりしているため会話もしやすい環境です。A席あたりのスタンド席は、見やすさと臨場感のバランスが良く、デートやグループ観戦に最適と言えます。
オペラグラス(双眼鏡)の必要性
どの座席を選ぶにしても、オペラグラス(双眼鏡)を持っていくことを強くおすすめします。特にスタンド席やアリーナの後方席では、選手の表情や筋肉の動き、セコンドの指示などを肉眼で捉えるのは困難です。モニターでアップを見ることはできますが、自分の好きなタイミングで特定の場所を見たい時には双眼鏡が活躍します。
例えば、試合前のフェイスオフでの視線のやり取りや、ラウンド間のインターバル中の選手の様子など、テレビ中継では映らない細かい部分を観察することができます。倍率は8倍から10倍程度のものが、さいたまスーパーアリーナの規模には適しています。手ブレ補正機能がついているものであれば、さらに快適に見ることができます。最近では軽量でコンパクトなモデルも安価で販売されているので、一つ用意しておくと観戦の質がグッと上がります。
当日の観戦を快適にするための準備とマナー

良い座席を確保できても、当日の準備不足やマナー違反があると、せっかくの楽しい時間が台無しになってしまいます。ここでは、さいたまスーパーアリーナでの観戦をより快適にするための準備と、守るべきマナーについて解説します。
持ち物リストと服装のアドバイス
RIZIN観戦は長時間に及ぶことが多いため、持ち物の準備は重要です。チケットや財布、スマホはもちろんですが、モバイルバッテリーは必須アイテムです。写真撮影やSNSへの投稿、待ち時間の暇つぶしなどでバッテリーを消耗するため、予備の電源がないと後半に困ることになります。また、会場内は乾燥しやすいため、飲み物(ペットボトル)やのど飴もあると安心です。
服装に関しては「温度調節ができる格好」を心がけてください。さいたまスーパーアリーナは空調が効いていますが、夏場は冷房が効きすぎて寒く感じることもあれば、冬場は観客の熱気で暑くなることもあります。脱ぎ着しやすい上着や、羽織れるストールなどを持っていると便利です。また、アリーナ席の場合は床がコンクリートで冷えることがあるため、足元の防寒対策も考えておくと良いでしょう。
大会によっては「瓶・缶」の持ち込みが禁止されている場合があります。入り口で紙コップへの移し替えが必要になることもあるので、事前に公式サイトの注意事項を確認しましょう。
トイレや売店の混雑状況
さいたまスーパーアリーナのような大規模会場では、休憩時間のトイレや売店は非常に混雑します。特にメインカードが始まる直前や、休憩時間に入った瞬間は長蛇の列ができます。女子トイレはもちろん、男子トイレもかなりの待ち時間が発生することがあります。
混雑を避けるためのコツは、試合の合間ではなく「あまり興味のない試合中」や「煽りV(紹介映像)の間」に済ませてしまうことです。少しもったいない気もしますが、快適さを取るならタイミングをずらす勇気も必要です。また、飲食物については、会場内の売店は並ぶ上に価格も高め設定であることが多いため、可能であれば事前に近隣のコンビニなどで購入してから入場することをおすすめします(持ち込みルールの範囲内で)。
観戦時のルールとマナー
すべての観客が気持ちよく楽しむために、マナーを守ることは絶対条件です。まず、試合中の撮影については、主催者のルールに従ってください。多くの大会では、スマートフォンでの静止画撮影は許可されていますが、動画撮影は禁止されているケースがほとんどです。また、フラッシュ撮影は選手の集中を削ぐため厳禁です。
応援に関しても配慮が必要です。熱くなるあまり、野次を飛ばしたり、前のめりになって後ろの人の視界を遮ったりするのはマナー違反です。特にアリーナ席で帽子を被ったまま観戦すると、後ろの人が全く見えなくなってしまいます。試合中は帽子を脱ぐのが基本的なマナーです。「自分だけでなく周りも楽しんでいる」という意識を持つことが、素晴らしい観戦環境を作ります。
まとめ:RIZINさいたまスーパーアリーナの座席選びで失敗しないために

今回は、rizin さいたまスーパーアリーナ 座席というキーワードを中心に、座席の種類や見え方、選び方のコツについて解説してきました。最後に要点を振り返りましょう。
まず、座席選びで最も大切なのは「何を重視するか」を決めることです。圧倒的な臨場感と迫力を求めるなら、予算をかけてでもVIP席やSRS席を狙うべきです。一方、試合全体の流れや演出を俯瞰して楽しみたい、あるいは快適に座って見たいという方には、段差のあるスタンド席が最適です。特にスタンドA席はバランスが良く、初心者にもおすすめです。予算を抑えたい場合はスタンドB席を選び、浮いたお金をグッズや食事に回すのも賢い選択です。
また、アリーナ席(平面)を選ぶ際は、前の人の頭で視界が遮られるリスクがあることを理解しておきましょう。身長に不安がある場合は、あえてスタンド席を選ぶ方が満足度が高いこともあります。どの席であっても、オペラグラスを持参すれば、細かい表情や攻防をより楽しむことができます。
RIZINの現地観戦は、映像では伝わらない音、振動、そして会場全体が一体となる熱狂を肌で感じられる最高のエンターテインメントです。ぜひ、この記事を参考にして自分にぴったりの座席を見つけ、さいたまスーパーアリーナでの熱い戦いを目に焼き付けてください。



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